YESTERDAY
かのビートルズの名曲、YESTERDAYという題名の映画が面白かった。
イギリス在住でシンガーソングライターのインド系主人公が、ある日バスと衝突し大けがをした瞬間、世界中で12秒間停電になっていた。
それから退院した彼を海辺の公園で友人らが囲んで退院祝いにギターをプレゼントした際に、YESTERDAYを歌ったところ、友人らはあまりにも美しいその曲に感動した。
「こんないい曲いつ作ったの?」と聞かれ「ビートルズの曲さ。何言ってんの?」
「何それ?虫?」「おいおいビートルズだろ」「・・・」
とちんぷんかんぷんな状況。
家に帰ってネットでググってもビートルズはいない。OASISもいない。STONESはいた。誰もビートルズを知らないのだ。数々の名曲を誰も聞いたことがない世界。
ペプシコーラはあるが、コカコーラはない。とか。
少し変わった世界。
LETITBE、LONGANDWINDINGROAD、BACKINTHEUSSR、などなど。
彼は、次から次に名曲を作り出す連載ミュージシャンとして脚光を浴びるようになっていく。
幼馴染との恋愛物語が重なりほのぼのとした展開が描かれていく、そんなストーリーに見終わったあと、すがすがしい気持ちにさせてくる映画。